2015年4月に結婚30年記念の一環として、25年ぶりに台湾の台北市を訪れたことについてです。
今からは30年以上前になりますが、私たちは台北市に住んでおりました。
景観はだいぶ変わりましたが、一方で変わらないものもあり、懐かしさを感じました。
コロナが明けて今年行けることになりました!
それで行く前にまず、2015年当時の台北市はどうだったかを残しておきたいと思います。
日本旅行のツアーで福岡発
2015年のこの時は、2泊3日のツアーを夫婦で申し込みました。
出発は4月です。
空の便は中華航空による運行で、福岡空港と台湾の桃園国際空港を往復するプランです。
行きのフライト時間は2時間半。
ならし帝とユズレモンは、機内食は牛丼とパスタ、飲み物はビールと白ワインをそれぞれもらいました。
美味しくいただきましたね。
桃園空港に到着〜バスで台北市へ
フライトはあっという間でした!台北桃園空港に着きました。
時刻は午前11時過ぎです。
ただ、イミグレーションまではやや長い距離を歩かされましたね。足が痛い・・・。
イミグレ・通関も終り、出口を出ると現地ツアー搭乗員が待っていて、ツアーの仲間を集めていました。
大型バスに乗って一路台北市へ。
1980年代に作っていた第2高速が伸びていました。車の量もすごいですが、昔の渋滞はありません。
台北市へ入り、赤い宮殿様式の円山ホテル(圓山大飯店)が見えました。ついでに遊園地も。
よく散歩した栄星花園という公園もありましたが、当時とは面影が変わっているようです。公園全体を綺麗に作り替え、屋根付きのプールが併設されています。
また、台湾を離れる時に泊まった、美麗華(メイリーファ)というホテルが無くなっていることが残念でした。
ツアーの宿、洛碁松江大飯店(現在は閉業)に到着
ツアー宿に、午後2時ごろに到着。
洛碁松江大飯店(ドチ ソンチャン ターファンティエン)が、我々のツアーの宿泊ホテルです。
松江路(ソンチャンルー)という、台北の中心部を南北に走る通りの北端のホテルです。
私たちが当時住んでいた家が松江路の近くにあったこともあり、ここにしました。
残念ながら2020年に閉業されておりますが、過ごしやすく朝食が美味しいホテルでした。
ホテルに着いてからは自由行動でした。
荷物を置いて、早速外に出ます。
松江路の散策
ホテルを出て、松江路を南に歩きます。
1980年代と比べると、どの通りもかなり綺麗になりましたね・・・。
行天宮(シンテンコン)が見えてきました。三国志で知られる関羽が祀られています。
赤く荘厳な廟です。
昔の家の通り
行天宮から少し入った通りに、昔の家のあった住居ビルがありました。
本当に懐かしい・・・。
食堂 百里香小吃
行天宮からさらに南に進むと、行きたかった店がありました。
店の名前は、百里香小吃(パイリーシャン シャオチー)と言います。
小吃は、「台湾の食堂」という意味になると思います。
昔、家の近くにありましたのでよく足を運び、単に百里香(パイリーシャン)と呼んでいました。
上の写真のように2015年当時はまだ看板が青かったのですが、現在は赤くなっているとのことです。
あと実は、上の写真でシャッターが下りているところは、店の入り口ではありません。
下のGoogleストリートビューではシャッターが上がっており内部が見え、こちらが調理場であることが分かります。
通り側(ストリートビューでは右側の側面)にこじんまりとした入り口があります。
時刻は午後3時ごろ。
中を見渡したところ、昼休みのようでした。
中からおじさんが出てきて「何か用か」と聞いてきたので、片言の中国語で「25年前、台北のこの周辺に住んでいて、この店に食べに来ていた。久しぶりに来て在ったので、びっくりしている」と話しました。
そうしますと、喜んで店の中に入れてくれました。
懐かしく、どういうわけか涙が出てしまいましたね。
店の中も、過去の当時のままに見えました。
3人の常連のオジサンと老板娘(ラオパンニャオ:女将さん)と飲み出しました。
実はこの時、昼の営業時間を過ぎていたこともあり、私たちは何も注文しませんでした。
ところが、オジサンが冷蔵庫から台湾ビール瓶を持ってきて「飲め」と。
それから一緒に飲み始めました。
懐かしく、飲み方になってしまいましたね。
台湾ビールは、さらりとした味になっていて美味しかったです。
言葉は通じているのかは定かではありませんでしたが、楽しいひと時でした。
ならし帝を「あにき」と言うおじさんが、「白酒(パイチョウ)」を持って帰れと薦められてもらいました。
アルコール度数が58度もある強い酒で、カオリャン酒です。
美味しくいただきました!
夕飯は鼎泰豊(ディンタイフォン)
名残惜しみながら百里香を出たら、午後4時ごろでした。
ツアーに夕飯が含まれており、松江路からさらに南にある信義路(シンイールー)へMRTを使って向かいました。
駅から信義路に出ますと、通りはさっぱり綺麗でした!
目的地は、日本でも小籠包で有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)の本店です。
店はお客さんで一杯で、少し待ちました。
順番が来て、2階のフロアに案内されました。
700元/人の小籠包で始まるコースになっていて、堪能しました!
ホテルに戻る
鼎泰豊からMRTで、松江路に戻ります。
時刻は午後7時前。
行天宮のライトアップは綺麗なものでした。
洛碁松江大飯店の夜景も良かったです。
閉業されたことが悔やまれます・・・。
また松江路を訪れるのが楽しみ
数十年ぶりに訪れた松江路でしたが、馴染みのお店で少しの時間を過ごせたことに感極まりました。
それと、上でお話ししたことは2015年4月当時のお話です。
今から数年前になりますので、ホテルや街並み等が変わっているところも多いでしょう。
でも、お話しした百里香は健在とのことで、変わっていないところもあると思います。
今年また台北市を訪れた時にどうなっているか楽しみです。
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